また あの「打ち水」式屋根クーラーのあった山へ。 【温泉】(青い屋根)も見たよ!

バスの通る公道から谷を望む

ここまで登ったのです。↑



◆ あの「打ち水」式屋根クーラーの家を見た大梁山(?)に再び登ってきました。


日本語教員物語余録


Fu-Ling駅
Fu-Ling駅。

Fu-Ling駅前から おもむろに登り始めます


◆ 学生の日本語作文に頻繁に登場する【新しいFu-Ling駅】を 初めて!!!見ました。
な な な なんと、こんな田舎にあったのですねぇ……。

前回は、大学のバスで 山あいの宿舎まで一気に登ったので
『あれ?これのどこが《山登り》なの?』という印象だったのですが、

今回は さすがにちょっとハードでした。

◆ 途中でバスを降りて しばらく歩くと鉄道の Fu-Ling 駅。
(ちょうど列車が目の前の鉄橋を渡って来ました。
数えてみたら「20両」連結でした。
駅自体も それなりの長~~いプラットホームを持っています)

その Fu-Ling駅前。
駅前ロータリーなどあらばこそ!
駅のトイメン(対面) 目の前は すぐ 急坂の段々畑です。
そこから、
角度にして40度か45度はあろうかと思われる、かなり急な段々畑(麦類と野菜)に足を踏み入れまして
ひーひー言いながら、登りました、登りました。
確かに「山登り」。

途中で、子供を遊ばせておいて急坂を耕しているおばさんや
畑に水を運んでいるお兄さんと 畦道?を譲り合うようにすれ違いながら
「道無き道(崖道?)」を登ってゆきました。

彼らはこの急坂を 毎日毎日 上り下りしながら、しかも力を込めて耕しているわけです……。
『オレの「仕事」って何なんだろう?本当に人間の仕事の一種なのか?』
……と(久しぶりに!)思わざるをえませんでした。

◆ まぁ、それにしても、今回は たしかに 立派なトレッキング!でした。
かつてダイビング仲間と一緒に行って、新聞ダネになる寸前の危機一髪だった
冷や汗ものの「川上り」などを思い出しながら……。あはは。

普通なら 2,3日「後」に痛くなるはずの太腿や腰が
今回はすでに昨夜から結構痛い……。
明日になったらどうなることか……。


ところで、昨日は《清明節》で、学校もお休みでした。


◆ 日本で言えば「お盆」でしょうか。
(日本の神社ごよみにも「清明」と記入はありました)

『よくまぁこんなところまで……』と
その「農民魂」に敬意を表しつつ登ってゆくと、さすがに?畑も途切れてきました。
が、
道無き道を進むうちに、
山の上にもかかわらず どうやらやっとヒトの通れる道になり
『畑もないのにどうしてなのかな?』などと思っているうちに
その頃から よく聞こえ始めたのが 他ならぬ「爆竹」の音!

お墓
お墓

墓飾り
墓飾り

◆ 人里離れた山の上で、
村の人々が
あちこちに点在しているらしいお墓の前で 赤い蝋燭を灯し、供え物を並べ、
独特の飾りを風に靡かせ、爆竹を焚き鳴らし、
……先祖の魂を呼んでいました。

足浴温泉遠景
谷底に見える青い屋根の辺りが お湯の湧き出ている所

足浴温泉と学生
足浴温泉。やや鼻につく硫黄の匂い。

◆ あ、そうそう。
Fu-Ling駅に辿り着く手前で、
僕としては中国で初めての、沸かさない【温泉】を見物しました。

※ [写真]の、谷底に見えている「青い」屋根の辺りが、現在の【足浴場】……。
小川のせせらぎのように ここを流れているお湯については、……
温度はおそらく40度未満で、ほどほどのポカポカ気分になれそう。
温泉好きの日本人(ぼく)にとっては違和感のない程度の硫黄の匂い。

◆ 存在自体は だいぶ前から知られて居たらしいのですが、
Fu-Ling にも新しい時代が来そうだと言うことで
やっと商業的な?開発に取りかかったらしいです。

とは言うものの、
現在は まだ、小川が さわさわ流れている風情の、
自然の【足浴】屋さん状態。
(現在は無料!まぁ、あれではまだお金は取れませんね。
取るとしても、タイのトイレ並みに「3バーツ(一角)」程度かな?
何のサービスもありませんから。)
……はてさて、僕の在勤中に「本格営業」始まるのかな???


ではまた……。再見!