◆ これが ♂牛の「ぼっキ~」です!

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白い仔牛を売って、茶色い仔牛を買いました。
これが ♂牛の「ぼっキ~」です!

牧場物語余録

◆ 写真は 順に、
・昼間のぼっキ~。
・興奮するぼっキ~となだめるオーイ。
・ちょっと落ち着いたかな?でもどことなく寂しげな ぼっキ~です。



◆ このあいだ生まれた仔牛(♂)を売って、代わりの雄牛を買いました。
こう見えても、
この子もまだまだ子どもの牛で、これからどんどん大きく立派に育ってもらう予定でいます。

生まれた仔牛を売ったのは、近親相姦になるのを避けるためでもあるようです。
(なるほど、それには一理ある……)
牛を見慣れていない人が見たら「え?どれが仔牛?」と思うかも知れないくらい
もうかなり大きくなっていたんだけれど、あっさり売られてゆきました。
今回は、大きく育てて種牛にするため、というところへ売られたので
【お肉になるのではない】 ということだけは ハッキリしていて、
心理的には ちょっとだけマシでした。

◆ 新しくうちの一員になった仔牛の、
元々の名前は「デーン・ノイ」 (小さい赤)。
生まれたところの おじさんおばさんが、他の牛と区別するために呼んだモノでしょう。

まあ、タイでは 人間の名前にも「デーン」(赤)も「ノイ」(小さい)もあるくらいだから、
そのままでも良かったと言えば良かったのだけど、
あまりにもそのままな名前よりは、この際良い名前を付けてやろうと
考えたらしい オーイたち。

最初は、 「おっキ~」 だと言われました。(「キ~」を山なりに発音すべし)
由来は、日本語の「大きい」という単語です。
『大きく育って欲しい!』という願いからでしょう。
……それなら「オーキク!」が適当じゃないだろうか……などと
「日本語」母語話者として ふと思ってもみたものの
タイ人には ますます呼びにくくなるに違いないので黙っていました。

でも結局、 「ぼっキ~」 に決定したらしく、
エーたちが しきりに「ぼっキ~」「ぼっキ~」(「キ~」を山なりに発音すべし)と呼んでいます。
まだ、意味は確かめていませんが、

この牛が「種牛」として期待されていることと考え合わせると
(イメージは ともかくとして)
日本語的な語呂合わせとしては 覚えやすい名前に落ち着いたものですね。
(「キ~」は山なりに 長~く発音すべし)

◆ 黒目の大きい(まぁ どの牛も可愛い瞳ですが)、
人なつっこく、なかなか可愛い仔牛(確か生後7ヶ月)です。
買う前に見に行った時にも、すり寄って来たくらい人なつっこいヤツでした。

◆ でも、いざトラックで連れ帰ろうとしたときには大変で……、
荷台で暴れて口の中を切ってしまったり……。

それでも うちの近所の原っぱで一日中 大人しく草を食べ続けていたので
よく食べて大きく育つと良いな、なんて思って眺めておりましたが、
夜になる頃がまた大変でした。

『さて。新しい餌場で 草もお腹いっぱい食べたし、
お母さん牛や、
牛飼いのおじさんや おばさんも心配しているかも知れない。
そろそろ自分のねぐらへ帰ろうかな
とでも思うのでしょう。
牛の方向感覚?で、アテがあるのかどうなのか?
繋いでいる立木も折れてしまいそうな勢い(いかにも♂の勢い!)で
どこかへさっさと立ち去ろうとします。

◆ ゆうべは、なんとか家の横に繋いで、
蚊を燻すための焚き火を絶やさないようにしながら
時々見回りながら面倒を見ていました。
牛が新しい家人に慣れて落ち着いてくるまで、
三晩ほどはこうして過ごすのだそうです

おまけに 何しろ今は雨期ですから、
昨夜も11時頃、突然の大雨。
焚き火は消えるワ、牛は濡れるワで、また一騒動ありました。

◆ いきなり今までの牛たちの仲間になれるわけでもないらしく、
エーは 朝から 新しい小屋を建てていました。
なるほどなぁ……。