娘の顔が半分に割れて壁に付着しても

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自分の娘の顔が半分に割れて壁に付着しても仕方のないことだと思う人なんか……

牧場物語余録


◆ 久方ぶりに説得力のある直言を聞いた気がする。
↓↓↓

http://www.magazine9.jp/interv/index.html ← 写真の説明も、怖いです。


広河隆一さんに聞いた

フォトジャーナリストとして40年近くもパレスチナ紛争の取材を続け、
2004年からは「一枚の写真が国家を動かすこともある」
「人々の意志が戦争を止める日が必ず来る」 をキャッチフレーズに掲げた
フォトジャーナリズム月刊誌『DAYS JAPAN』を創刊した広河さん。
紛争地域の極限の状況を見てきた立場から、
「戦争とは何なのか」について伺いました。

※ 編集部:『マガジン9条』の読者は、30代から40代を主なターゲットにおいています。
以前、9条について、日本の安全保障についてのアンケートをとったときに、
結論から言うと 「9条は改憲したほうがいい」 という意見が多かったのですが、
その理由について
憲法9条があることが、有事の際に日本を危なくする」だとか
「交戦権も武器も軍隊も放棄している日本というイメージでは、近隣諸国になめられてしまう」
「毅然とした態度で外交を行うには、自立した軍事力を持つことが必要である」というような声が寄せられました。
憲法を変えたいと思っている人の多くは、憲=争となるとは思っていないし、
決して軍事国家になりたいわけでもないはずです。
でも中には、 戦争も必要悪であるのだ 、という意見もあったんです。


◆ 広河:戦争というものを 抽象的にしか考えてないように感じますね。
前の太平洋戦争に対しても、
今は 「戦争」という抽象的な概念だけ が残っていて、
具体的なことについては誰も見ようとしない。
だから60年過ぎたところで「戦争は必要悪だ」というような方向に向かっていくのでしょう。

  被害者 という日本の経験も、
広島と東京大空襲だけは言い伝えないといけないという動きがありますが、
それさえも もう薄れてきているのです。
まして日本が 加害 したものに関しては、水に流しましょうという人たちもいる。
どこにも被害者のいない戦争。
まるでパソコンの中のゲームのようですよ。

  実際の戦争 というのは、
一人の人間の体がずたずたにされて腐乱していく。
その光景を見たら、一生逃れられないくらいのショックがあるのです。
 だから僕から言わせたら、
それを必要悪として是認するなんていうのは、当然成り立ちませんよ。

それは見ればすぐにわかること。
1人の人間がそのようにして無惨に殺された光景を見ただけで
それだけのショックを受けます。
ましてや何千人、何万人という人がそうやって殺されていくというなんていうのは、
許されるはずがない。……

◆ 広河:やはり戦争というのは
人間の体が吹き飛ばされて、焼け、目鼻が外れ、腐乱し、
髪の毛がバーッと壁にへばりついて、
人間のどこの部分なんだろうというような肉片が転がって……、
そういうことなんです。

人間の体が真っ二つになるというのは、ほんとに恐ろしい光景です。
おとなだけでない。小さな男の子や女の子までも。それが戦争です。

戦争で殺す、殺されるとは、そういうことなのです。
その現実をわからずに、まるでゲームのように、
自分が命令だけするような人間になるのだと思っているんじゃないでしょうか。
ゲームでは自分のボタンによって相手がポンと消えますからね。
  今、日本はまるで1億総司令官になったつもり でいるのだと思いますね。

※ 編集部:今後、広河さんは何を一番伝えていきたいですか?

◆ 広河:これだけは譲れないということがあります。
それは命の問題。
人を殺すことは悪いことで、殺されることもいやなことだという、
当たり前のことです。
フセインが悪いとか、テポドンがあるからしようがないじゃないか、
という言い訳は通用しません。ただそれだけです。

イラクでもフセインの弾圧や虐殺を止めさせるためには仕方ないのだという名目で、
空爆する考えがありますけれども、
それでは 虐殺を終えるために虐殺をする という論理になってしまう。
誰だって、自分たちはこういう状況だから殺されても仕方ないんだって思う人はひとりもいないのです。
自分の娘の顔が半分に割れて壁に付着しても仕方のないことだと思う人なんか
いないですよ。
そこを見なければならない。目をそらさずに。


◆健 ……例えば、あのワンちゃんの写真が、
自分の身内だと仮定してみたらどうか?
……ということなのかな……
『うわ、かわいそう。見たくない』……ではなくて。
http://blogs.yahoo.co.jp/sanukmark/17825788.html?p=1&t=2

アメリカは、相変わらず虐殺を続けていて、

陸上「自衛」隊は、やっと引き揚げるようだが
海上「自衛」隊は、アメリカ侵略・虐殺軍と ますます一体となって
武器弾薬、武装兵士の輸送や空爆関連施設・艦船への給油その他を
いよいよ本格的に拡大する予定だと聞いている。
もちろん僕たちの税金で、だよね。
オイ、オイ……

引き揚げるふりして空を本格化  健