エドワード・サピア、& アリさん畏るべし バインダー篇

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アリさん畏るべし、ルーズリーフ篇

牧場物語余録

日本語教育能力検定試験に向けて勉強したことのある人なら誰でも?知っている
エドワード・ サピア という人の本は、
寝っ転がって読むにも、時々 面白い。
『へ~、なるほど~。そういうことなのか~』と
納得(した気分に)させられる。

「たとえ話」の、持って来かたが、多分「ぼく好み」なのだ。

……たとえば、わたしが「けさの食事はおいしかった」と言うとき、
明らかに、むずかしいことを懸命に考えているのではない。
……それは、あたかも、エレベーターを動かすほどの馬力を出せる発電機が、
玄関の呼びりんに電流を送るだけのために運転されているようなものだ。
……言語は、精神の用向きを何から何まで果たせる道具である。

とか、
あるいは また、もう少し言語学的な事象についても、

……アルゴンキン諸語では、すべてのひとや物は、有生または無生のどちらかとして考えられている。
それはちょうど、ラテン語やドイツ語で男性、女性、中性として考えられるのと同様である。

とかいう、
たくさん出てくる「説明の仕方」が好きである。

「有生、無生」の切り口に新たな心象を付け加えてくれたり、
本当に、何となく判った気にさせてくれる。

※ ただし、この人の論は、
聴覚言語に関しては、徹底的に柔軟に
具体的な言語事実をそれ自体あるがままに尊重して
受けとめることができているのに、
視覚言語(手話)に関連しそうな部分については、
時代の制約?だろうか、
極めて皮相的な誤解にとどまっている気がするので ちょっと要注意だ。


◆ さて、ここ しばらく、或る必要に迫られて
「英文履歴書」 などという かなり不似合いなモノに
時間を割いていたので、

久しぶりに日本語教育能力検定試験用の勉強を
再開しようと(おいおい、再開ってほどやってないだろ! はい。
机に向かう。

なになに……?「受け身のいろいろ」?
良い日本語教師というものは、どんなときでも
とっさに良い例文がパッと出てくるものです」ゥ?
(そらまあね、ゆくゆくは……ね。あはは)
「直接受け身」、「間接受け身」ね、はいはい……
あれ~? もう一つ「持ち主の受け身」????
ゲ!あわわわ……、知らんぞなもし……。

ひょっとして、「財布を盗まれる」ってやつのことかな?
でもあれこそが「間接受け身」じゃないの???

マンボウマンボウ……、
(アークアカデミーさんの用語集。ネット上にもあるようです)

っわー、マンボウさん、
この項は詳しいねェ、早速メモメモ。

★!★!!★!!!

◆ 約ひと月ぶりの「用語集」メモ用バインダーに数匹のアリさん。
まさか まさか、「まさかさかさま」(←無意味な回文、こういう絵本があった)
そ~っと縁側に持ち出して めくると、
わーお!
バインダーが~!
もはや おなじみの アリさんの住み家と化しておりました~。

(人間の汗のにおいが付いていたからか、)
丁寧に音素の口形などを整理してみたページたちが一番の お気に入りになったらしく、
びっしり、べったりと
飴色アリさんと白卵さんの寝床と化し、
宇座座座座~っと(無音で) あわてふためくアリさんたち。
バシン、バシンと、
バインダーが壊れそうな勢いではたいてみましたが、落ちません。
かくなる上は、足ふき布で ぐわしゃぐわしゃーっと拭い取るのみ。
(「のみ」でもないが、やってしまった……ページは見るも無惨……)

……一段落付いたかと思いきや、またしてもアリさん数匹。

よく見ると、バインダーの背柱を止めているねじ穴に
羽アリを含めて詰まっていま~す。
背柱そのものを下からすかして見てみると
背柱部分に びっしりとアリ、アリ、アリの影!

さ~て、もう一戦……

……戦い終えての教訓は当然これ。

アリさんにバインダーやノートを占拠されないように
毎日こまめにお勉強を いたしましょう!