タイにアブラヤシ植えない? 【再録】 (49歳)

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◆ 続いて 2年半前の文章から
タイにアブラヤシ植えない?   2003/06/30 健(49歳)
  愛知公立高等学校教職員組合の機関誌『RENTAI』への投稿

去る六月十一日、四年前の選挙でタイ王国上院議員にも当選されてご活躍中のプラティープ・ウンソンタム秦さん(女性)をお迎えして、
「タイ生き直しの学校からの報告会」 が開催されました。(部落解放愛知県共闘会議主催)
http://www.tendai.or.jp/ichigu/action/act_tai.html
http://www.dpf.or.th/jpn/origins.html
http://www.etsuko.jp/katudo/thai/thailand5.html

この 「生き直しの学校」 は、自らバンコクのスラムに生まれ育ちながら、早くも十代でスラム内に自主的な学校「一日一バーツ学校」を開設することから運動を始められたプラティープさんが、貧困に起因する様々な虐待・信じがたいほどの逆境に晒されてしまった子供たちに人間的な扱いと新しい未来を与え直そうと、営々と、また着々と進めて来ておられる手広い運動の一環を担う施設で、昨年、僕が共闘会議の海外研修団の一員としてお邪魔して子供たちとひとときの交流を果たした施設の一つでもあります。
研修中に伺ったお話で、
「子供たちがここに来て一番喜んでいる事が三つあります。それは、ここが 安全 であること、毎日 食事 が出来ること、そして 勉強 出来ることなのです」 という言葉は忘れることが出来ません。
耳を疑うような数々の暴虐を経ているにもかかわらず、我々を満面の笑みで出迎えてくれた子供たちの過去と現在、そして未来……。

プラティープさんたちは私財をなげうつようにして運動を進めてきておられますが、
この度は「生き直しの学校」の 自立化
近隣の貧困農民の生活基盤作り、
学校周辺の荒れ地の緑化を兼ねた計画として、
「アブラヤシ四千四百本植林募金」への賛同、協力を訴えに来られました。
「訴え」のパンフレットによると、アブラヤシという植物は、先ず成長の早いバナナを植えておき、その翌年に当のバナナの株を削って植林するとバナナが木陰と栄養分とを提供してくれて荒れ地でも成長し始め、四年後から実が成り始め、更にその四年後から収入が期待でき、九メートルもの緑に育って六年間から八年間働いてくれる、のだそうです。

あ、いわゆる「児童労働」とは無縁です。
栽培、収穫は主として「生き直しの学校」卒業生と近隣農民とが担います。
アブラヤシ、一本五千円です。
支援者一人一人のネームプレートを付けたアブラヤシの一本に貴方の名前などいかが?

実は僕は、この夏もう一度子供たちに会いに行きます。
昨年は「歓迎」されてたった数時間を共に過ごしただけでしたが、今回は タイ国内に二ヶ所ある「生き直しの学校」それぞれに四泊ずつして植林にも携わる ワークツアーに申し込んでみたのです。

※ どこまで真実かはともかく、小説『闇の子供たち
梁石日著、解放出版社 二〇〇二年十一月刊) 読みごたえありました。
                         ……【原文、ここまで】
http://kaihou-s.com/book_data/6072.htm
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344405145/249-1667391-5721169#product-details
《 買いとられ臓器ニッポンジンとなる  健》
  ……僕らは間違いなく 買う側 にいる。
《 すまんなあ 父は脳死を認めない  健 》

◆ 写真は、「少女のための生き直しの学校」があるカンチャナブリ。
(『戦場に架ける橋』の鉄橋と列車、育ちゆくアブラヤシ畑)

※ もし、個人が特定できるような写真は困るという方がございましたらご一報ください。
削除させていただきます。