お葬式 (3)花輪

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4


お葬式 (3)花輪

◆ 1枚目。 タイ風《花輪》。

 タイ全土で共通なのかどうかは知りませんが、
ノンルアではほとんど この額縁式です。

 厚紙の台紙に黒い切り紙細工や、安っぽいペラペラの造花や
バスタオル?をあしらって、雑貨屋さんで売っています。
(このタオルはお寺に差し上げるのだそうです。)
オーイの推定では、200~300バーツ。
(え~?そんなにする~?)
 この 「作り」の安っぽさ に比べれば、
イカトーンの灯籠などの方が はるかに手が込んでいて美しいものです。

 襷がけの紙に何が書いてあるのかは、まだ確認しておりません。
タイ語がすらすら読める方、どうか教えてください。

 右手に「立てて」ある、黄色い菊花中心の(脚付き)花輪は、
もっと高いそうで、3,400バーツだろうという話。
そういえば、こういう菊の花は元々北方系の花なのか、
どちらかというと一般的ではありませんね。
(お父上の働いている会社からだそうです)

◆ 「額縁花輪」ではなく、足下の 生花 の方ですが、
 主に、「薔薇」系と「菊」系、それから「ラン」の花ですよね。
 僕が写真を撮っていると、
遺族の方が 「この花は《自分で》飾った」 と何度か繰り返して言いました。
多分、ですが、「ちょっと高かった」んじゃないでしょうか……。
  ランが?
 いいえ、いいえ、「菊」と「薔薇」が です。

◆ 「お葬式」からちょっと離れます、ごめんなさい。

 先日、チェンライへ行った時、
(うへ~。もう一ヶ月も経ってしまったか。ネタをいっぱい「死蔵」中……)
みんなで 植物園へ寄りました。

 なんで身長なのか?身長120センチ以下は無料でしたが、大人はかなり高い入場料で、オーイは、
「高すぎる! あんなことは タイ人のすることじゃない! 」と、
帰りの車中でも頻りに憤慨しておりました。

※ オーイは、ナニ人なら「しそう」なことだと考えているんだろうか?
ひょっとすると、「被!」侵略的遺恨の歴史を持つビルマ人かなぁ?
 事実はともかく、
タイ人はふつう、「攻めて行った」とは決して言わないように思う。

 高い入場料は、「王様のお母さん」が保養地にしていた「名残り」らしいです。
(コータイゴーだのオーキサキだのいう単語よ、早く死語になれ~!)

◆ 王家の「別荘」そのものを拝観する権利となると
更に 高くなるので、
さすがの皇室崇拝者たるタイ人たちも
一同、『まさか希望しないでしょ??』という顔で、意思統一。
 僕は、『道後温泉にも「天皇のためだけの部屋」の拝観料が
あったよなぁ……』等と思いつつ入場しました。
(無論、その畏れ多い部屋も見たことありませんけれど、
たしか2歳の愛子ちゃんも、いつか天皇になって、座りに行くのかな?)

 入場料が高い分、広い庭園内、どっちを向いても、
作業員が何人もグループを組んで作業しているという具合で、
(好みとしてはともかく)実に行き届いた手入れ具合でした。
 しかも皆さんからオーラが!
気のせいか、 《王家に仕える誇り》のような空気……
……というのも、
「さわるな!」「はいるな!」と
僕らは2回ばかり叱られてしまいました。

(学生時代、天皇の観賞用にと美しい落ち葉だけを選んで
あらためて撒くのだという小説を読んだなぁ。『落ち葉を撒く庭』)

 結構な山の上にあるので、所々急な坂でしたので、
「(年を取っていたはずの)王様のお母さんも この坂を登ったの?」
と訊ねたら、
『まさか!とんでもない!』という顔のラックさんから
「ヘリコプター、ヘリコプター!」と答えられました。
……なるほどね。馬鹿な質問でした……

◆ 2枚目。 王家の保養地にて。

◆ 3枚目。 植物園。

◆ 4枚目。ダリヤの前で。

 僕にとっては めずらしい花々が咲き乱れていたのですが、
彼らタイ人連中には、めずらしくも何ともないらしく、
ランのコーナーなんか、ほとんど素通りでした。
(おい、おい。急かすなよ。こんなに珍しいのに……)
 ふと 気がつくと、ここは「温室」ではない。
屋根はあるけど、人間さまの雨宿り用に過ぎず
各種のランや、ウツボカズラ風のモノもフツーに咲いている。

 そしてなんと!
このダリヤが、この庭園内で一番美しかった、とオーイは言うのです。
 2番目は、しなびたような赤い薔薇でした。

 要は、 寒い地方の花 が珍しかったのでしょう。
 チェンライあたりまで北に(あるいは高度も)行くと
菊系や薔薇系、ダリヤ系も咲くようになるんでしょう。
 へーェ、そんなものなんですかねぇ、そんなもんなんですねぇ。

 こんな程度で珍しがっていたら、
日本の《菊人形》や《菊花展》、《見頃の薔薇園》なんか見たら、
腰を抜かすかも知れませんね。
 大輪の迫力なんかは、おそらくラン系統には無いでしょう。

◆ 王室御用達の植物園の帰り際、珍しかったこと。

その壱、トイレでは《履き物を脱いでビニール袋に》入れて行かされたこと。
    (日本の学校の入学式ふう。アレもまぁ不思議なしきたりだね。)

その弐、お土産用にと野菜類も豊富に販売されていて、
    その中に、 《紫色の茄子》 があって珍しがられていたこと。
(日本式の普通のなすびです。多分、アレは「北方」系なんですね。
     イサーンのは主に淡い緑色系で、ピンポン玉ほどの球形が主流です)

※ このタイのナスビは、いずれまた市場で写真を撮ってきて追加アップしますね。
ナマで齧るのが主な食べ方ですが、煮込んだりもします。
長めの茄子は焼きなすにしても食べます。味は、やっぱり「焼きなす」です。