近況を少し

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近況を少し

◆ 自分のための「覚え」、 日記 記事なのか、
家族、親族への 近況報告か、
友人、知人への 手紙 代わりか、
それとも 不特定多数 へのノンルア紹介か。

いろいろとネタはあるのだが、 誰に向けて 書こうとすべきか
まだ確かなものが定まっていないので、
気苦労ばかり募ってゆく。

 例えば昨日は市場へ 丸いナスビの写真を撮りにも行ったが、
こういうレベルの《珍しいもの》なら、
市場中歩けば、一ケ月分ぐらいのネタにさえなる気がする。
しかし、ソウイウモノなら、きっと誰かが既に本にして儲けていよう。

ほとんど 本屋の立ち読みで事足りるような気もするので
自分がわざわざ時間を潰す必要もない、
かな?と思ったりもする次第。

◆ かと言って、ただ闇雲に「日記メモ」風に綴っていっても、
《面白く》書く能力もない自分のことゆえ
誰かに読んでもらえる代物にはなりそうもない。

……のだが、今日はちょっと、この路線で書いてみる。
あれこれと「事件」が続いていて、
「お葬式」の文章をひねっている場合ではない気分なので……。


◆ 一番新しい日本語学習者(14歳♀)が
ついに一週間、なんの連絡もなく来ないままだ。
理由はわからない。
単純に面白くないからか?
親が出費をケチっているのか、
(何か他のものへでも「流用」したのか?
イヤ、ノンルアの子に それはないな、多分)
気まぐれに またひょっこり来始めたりするのかも知れないが、
彼女一人のために何時間も準備して、
ひたすら待ちぼうけをくらう気分は実に不愉快だ。

 タイ人は どうして「連絡」しないのだろう……。
たいていの人が、
待つのも
待たせるのも、 すっぽかすのも、
それほど気にしていないように見える。
「約束の時間」だからといって自分だけ家に詰めるのは
僕だって、いい加減、やめよう。(できそう?であれば……)
……だいたい (日本流)「約束」 が 成立していないらしいではないか……


◆ このところ、更に、いろいろなものを食べている。
昨日は、プクちゃんの家で マングース を食べた。
すじ肉の弾力ではなく、プリプリしていて美味しかった。
オーイの両親の家ではネズミ のスープだった。
弟のオーか誰かが捕まえて来たのだろう。
マングースを食べたあとだったので、肉塊としてはちょっと見劣りがしたが
一層ふにゅふにゅと柔らかくて、食べやすかった。

 そう言えば、秋の田んぼへ火縄銃でのネズミ撃ちに従いて行ったのは、
もう2年ぐらい前になるのかなぁ。
あの時は ネズミは捕れなかったが、
そもそも家の中からを持ち出してきたこと
自体にびっくりしたんだった。

 家に住むネズミは臭くて食べられないが、
田んぼのネズミは美味しいんだと言っていたな。
そこらじゅうの田んぼで刈り入れが進んでいるから、
そろそろ、市場でも売られ始めるのだろうか?

 ネズミは、お腹を割かれて大の字なりになって売られる。
生物部員だった高校時代、解剖台で見たのと同様の姿で。
『《横隔膜》というモノを実際に初めて見たときは感動したなぁ』
等と思い出しながら、ちらっと眺めて通り過ぎる次第……。

 解剖といえば、このあいだ死産の仔牛を捌いた時には、
オーが手慣れた手つきで 焼き肉用の部分肉に仕上げるそばで
とうとう「胎内でだけ」打っていた 心臓
しげしげと見つめてしまった。

 オーの包丁がすっぱりと開いてくれていた。
コレが心房、ココが心室か……、
ともに、その内側には いかにも弾力のありそうな白いスジスジが
(リンゴやモモを包んで売っているようなあの白いネットに近いイメージ)
《牝牛の生涯くらい、任しとけ~!》とでも言いたげな頼もしさで
びっしりと張り巡らされていた。


◆ 昨日から三日間、ノンルア村 年に一度の
最大の モーラム (大演歌歌手公演 兼 大バザール)。
みんな、ゴザを持ち込んで、
ちょっとしたグラウンドをびっしりと埋め尽くしての大宴会。

 実力派歌手の シリポーンが来る!!
というのだが、
なにしろ、夕方5時頃から翌朝の6時まで続く大舞台、
シリポーン本人が舞台に立つのは夜中の12時だというので、
(退職する前にも たまたまこの時期に来合わせた事があったものの)
遠目にも《本物》を見たことはない。
家の中までも届いてくる大音響をイヤでも耳に入れながら
『お、いよいよご当人の歌声なのかな?』等と思ったりする次第。

 昨日と今日は「入場料20バーツ」。
明日最終日は「40バーツ」だそうなので出費は痛いが
なんらかの期待を込めて見に行くつもり。
しかし 徹夜で飲み明かす のはななぁ、もう無理だなぁ。(しかも三晩連続…)

 今日はそのバザールで、 サソリの付け焼き を買ってきて食べてみた。一匹5バーツ。
ツメは固すぎたが、しっぽの先っちょを食べる時には、オーイに3回、オーに1回、食べてホントに大丈夫なのか?と訊ねてしまった。
今のところは何ともないけれど、明日も生きていればよいが……。
味はまぁ、美味しいと言うほどではないが、
歯ごたえを味わうものなのかも知れない。
とは言え、
お腹のあたりは他の虫類の佃煮のようなグチュグチュした感じではなく
あっさり味のカリントウでも齧っている感じ。
基本的には、香ばしくて、
脚のあたりは、ポリポリと美味しく食べられた。

でも、このあいだチョムちゃんをお母さんの里
カラシン。コンケンから車で更に2時間 東方)まで送っていった時
食べた サワガニの唐揚げ とは比べものにならないな。
あの時はカオニャオ(もち米)と一緒に 腹一杯食べてしまった。
サワガニにしては、身もしっかりあったしな。

 来月3日(土)から、3日ほど、
カラシンの更に東南の「ヤソートン」(アムナーチャルンの西方)へ行く予定。
(今回はラックさんの奥さんのほうの里帰りに便乗)
特に何かがあるわけではなく、
ラックさんが連休を取りやすいというだけの日程だ。
 12月5日(月)はタイの「父の日」。
実は王様の誕生日なので勿論!祝日。


◆ 「ちょっと」書いてみるだけのつもりだったのに、
もうこんなに書いてしまった。
 が、
今一番気になっている大ニュースに触れないわけにはいかない。

◆ 実は昨日の夕方、(僕がマングースを食べている頃)
自分には ぴょんぴょん跳ねる能力がある!ということを発見して
このところ 嬉しそうに バッタのように 跳びはね回っていた
好奇心いっぱいの子ヤギ♂が、
放牧から帰ってきた牛にちょっかいを掛けたらしく
ツノでどやされ、蹄で踏まれて、あえなく左の前足を骨折!


日本の「ペット」ならすぐに獣医へ駆け込むところだけれど
オーは夕食の終わりがけに、話のついでのように言ってくれた。
『おいおい。なんなんだろう、この感覚のズレは……』

早速駆けつけて見てみると、
ゴム風船にはいった水羊羹がプルンと剥けるような感じで
左の手首?の部分の柔らかい皮膚がズバッと切れて、
ピンクの肉が筋肉標本のようにむき出しになっている。
コレだけでも痛々しいのに、
元々「くにゃくにゃ人形」のように柔らかな動きをする子ヤギだが
腕のところがプランプランになってしまっていた……。
ちょっとさわるだけでも、びぇ~ェ!びぇ~ェ!と うるさいのなんの。
(最初に見た時は後ろ足も少し引きずっていたが大丈夫そうだ)

オーイを急がせて獣医のところへバイクで行くが、
モーラムの最中でか どうか、不在。
(そりゃ、そうだ、もう暗い時刻だもの。
獣医にだってはしゃぐ権利があるわなぁ……)

こころあたりを2,3訪ねるが、
不在だとか、残念ながら縫う道具が無いとか。
獣医は4日後の土曜日まで帰宅しないらしいと判明。
 薬屋さんで消毒薬と包帯とを買って、「応急処置」とした。

◆ そして本日、
コンケンの獣医 まで出かけたわけだ。
(あー、やっと今日の【本題】に到着した。
我ながら、なんと要領の悪い文体か)

◆ コンケンの獣医さんは、
僕が覚悟していたより はるかに充実していて
しかも大変安かった。
一体どうして???
《コレはきっと、日本の仕組みに構造的な問題があるに違いない!》

◆ 写真1枚目は、トラックの荷台に座ってコンケンまで治療に行く最中。
ちなみに右手の単行本はソルジェニーツィンの『収容所群島
党派は問わず「日本革命」に興味を持ったことのある方は是非ともご一読を!

◆ 2枚目は、獣医さんの病院の構え。柵の中は美しく整備された池です。
外も中も、かなり いい感じ。

◆ 3枚目、子ヤギの骨折状況。
まだへその緒も取れてないのに、かわいそう。

◆ 待合室で交流。
                        つづく

※ あ、そうそう、今日自分で刈り入れた 新もち米 を食べた。
ほれぼれと美味しかった。

もう一つ、セントバーナードをいっぱい撫でた。
いい子だった。(なまえはチャントー、♂。2歳。……これで?……)
体重計が小さく見えた。60数キロとか。
おばちゃん、どんなお屋敷で飼ってるの?