生まれたり 死んだり

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生まれたり 死んだり

◆ 実は、子ヤギが生まれる前に シーグンの子犬が減ってしまいました。

◆ シーグンが隠れ家で秘かに出産して以降、何日かして うちへ連れ帰りましたが、
最初はみんな 寝床から1メートル以内でうごめいておりました。
でも、今日は1.5メートル、
今日は いよいよ2メートル……と、
日、一日と、子犬たちの行動範囲 が広がりました。
そして最近は庭中を、
一頭、一頭が各自で探検するまでになっているのです。

だんだん毛色や尾の形も個性的になり、
耳が垂れない子の耳は もう立ってきました
そろそろ名前を付けて呼んでやらないとね。

◆ 家の上がり口を一方だけスロープにしたことで最初に【恩恵】を被ったのが
思いがけなく、この子たちでした。
約20センチほどのコンクリ段差があがれなくて
キューキュー哭いて訴えていた子犬たちでしたが
最近はだんだんと知恵が付いて、
ぐるーっと回ればスロープがあることを知っています。

……今のところは まだ、(お母さんが一緒じゃないと)
敷地の前の道路へは 一人で出て行く子はいませんが、
探検行動はどんどん広がっていったわけです。

◆ あの20センチの段差をのぼれない子たちの中でも
探求心と体力のある子 が登場したということだったのでしょう、
どうやってのぼってみたのか、イノシシ用の水飲み桶を覗き込み、
バランスを崩して落ちてしまい、おぼれてしまった子が出ました。
(一枚目の写真の中の一番「黒っぽい」子がその子です。)

◆ 写真は、驚愕の(僕にとっての)死体発見時のモノです。
いつもなら、僕たちが帰宅すると一斉に駆け寄ってくるはずなのに
来ないので あれ?と思ったのですが、
なーんだオッパイの最中か~、そりゃ~ 生存競争厳しいから、
(10頭いるのに、シーグンのオッパイは9個)
お迎えどころじゃないよなぁ。
わわわ!
……9頭が元気におっぱいを飲んでいるそばに、動かない子がいました。
こんな姿で……。

◆ 情報を総合してみると、
溺死した子を発見したオーイのお父さんが、死体を「野原に返し」た折りには、
単なる溺死体だったようです。
その後、僕とオーイが知人の葬儀から帰宅して見ると、こうだったわけです。
…… どうやらシーグンが、
子どもの死体を野原で見つけて 連れ帰った らしい……(そういえば、血の痕がほとんどありません。現場はココではない)
野原でこの子を齧った者が、野犬だったのか、野ネズミだったのか、それは判りません。
斧か何かで断ち切られたような切れ方なので、
オモシロ半分に齧ったようでもありません。
明らかに何者かの「食料」にされたのでしょう。
もしかすると シーグンが戦って奪い返したのかも知れないね。

◆ その2日後、またもやもう一頭が溺れてしまいました。
(ちょっと黄色い2頭のうちの1頭で、
耳が立ってない子でしたから、多分、写真の
「死んだ黒い子の右隣り」にいる子です)

遅まきながら、それからは、水飲み桶は勿論、洗濯桶等にも
「水を張って放置する」ことがないように、心がけては いるのですが
探求心旺盛な発達途上の子供たちが、次にはどういう危険に遭遇するか
わかりかねるものがあります。

10頭が一斉に駆け寄ってくる迫力と、8頭が来る様子とでは、かなりの差があります。
『あれ?他の子は?コレで全部か?』という、妙にさびしい感じです、
8頭もいる んですけどね。

みんな、歯が生え揃ってきた ので噛み合いっこして遊ぶようになっています。
3回に1回くらいは、 シーグンが痛がって、
むしゃぶりつく子供たちを どやしつけてから 振り払って逃げていく様子が
見受けられるようになりました。
それでも元気な2,3頭はオッパイにかじりついたまま引きずられて行きますけどね。
シーグン、ますます痛そう~~!
子離れ、母離れ も、もうすぐでしょうか……?

◆ 最近、 自分たちだけの昼寝場所 として好まれているのが植木鉢の隙間です。
適当にあたたかくて、適当に涼しくて、
8頭みんなが 一緒にいられて……といったところでしょう。