チェンライの米は美味しい

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◆ 写真は今日現在のノンルアの田んぼと、これから芋を植えようという畑の土です。
二枚目の、手前の田んぼも、ちゃんと?稲穂が垂れている田んぼです。
ノンルアの田んぼ同士の様子でも、水の有無がかなりの差があるようですね。

昔は農耕用の水牛が家にいて、それに跨って遊んでいたという
その、オーイが子どもの頃(30年あまり前)には、
村落共同体の男手が助け合いながら ちゃんと田植えもし、草取りもして、
もっとマシな美しい田んぼだったということですが
現金収入を求めて若い男女が都会に出稼ぎに出て行っている昨今は
残念ながら、こんなふうなのです。

◆ タイ北部、チェンライ方面には「水」が豊かにありました。
太陽が降り注ぎ、水が豊かだとどうなるか。
植物がガンガン育つようでした。そして、……

◆ ラックさんの実家でご馳走になる度に、あれ?と思ったんです。
ただでさえ美味しい タイの《カオニャオ※》が、
※ 主食のもち米。蒸して、各自が米びつから掴み取っては
ほどよく握りながら ひねり取っては、おかずと一緒に口に運びます。
妙に美味しいのです!
僕は、「これは、新米ですか?」と訊ねてみましたが、
「新米ではない」といいます。
何というか、握ろうとしても、口に入れても、一粒一粒が弾力を保っていて、
ぷりぷり(Puri Puri)していて、本当に美味しかった。

ラックさんの奥さんもイサーンの人なのですが、
帰る途中の休憩時にピクニック風にご飯を広げて、
おばあちゃんが持たせてくれた昼飯用のカオニャオを掴み取りながら、
やっぱり、「チェンライのカオニャオは美味しい!」と言っていました。
イサーンでも、オーイのカオニャオよりも
オーイのお母さんの炊いたものの方がおいしい……と思ったことがありましたから
《炊き方》による面も少しはありそうですが、
チェンライのもち米は確かに美味しかったんです。

◆ ラックさんの妹さんが、僕に
「日本の米は、どうして《堅い》のか?どうやって炊くのか?」と
訊ねてくる一幕もありました。

タイ王国は世界中に米を「輸出」する国で、
コメの「輸入」が一切禁じられている国でもありますので、
彼女の言う「日本の米」は、断じて「日本産」の米ではなく、
おそらく「日本人向け」に自分たちが作付けした米なのだと思いますが、
と言うことなら、日本はタイ米を輸入しているのかなぁ??
ア!そうか、《在タイ日本人向け》かぁ。

《堅い》と言われてもねぇ、そんなこと思ったこともないしねぇ。
『ひょっとして、「蒸し」てみたのか?』
『いや、タイ米だって普通の米は普通に「炊く」しな……』
よく解らなかったけれど、羽釜の蓋をイメージしながら
「重たい蓋をして、しばらく置いておくと美味しいんだ」と言ってみたら
思い当たることがあったらしく、大きくうなずいてくれました。
(蘊蓄のある方、また教えてください。)

◆ チェンライのもち米の あのおいしさが土地柄だとすると、
新米の味はどんなものなんだろうか?

最近、あちこちで新米の授受場面に出くわしたり、
市場でも、「新米」と書いて売っていたりするので、
オーイに頼んで ゆうべ 試食してみました。
ちなみに、オーイは「堅いから新米は好きじゃないんだ」と言っておりました。

どこ産かは知らないけれど、買ってきて食べてみると、
……オーイが言うように「堅く?」はないけれど、
一粒ずつに存在感と主張があって、ぷつぷつ Putsu Putsu しておりました。
比喩的に言うと、
うるち米入りの日本のお餅(おふく餅だったかな?)」の食感に近い、かも。
オーイの息子のペム君に、「新米は好きか?」と聞いてみましたら
「好きです。美味しい。」とにっこり。
イサーンでも、新米はやっぱり新米。
「美味しい!」と感じられるものらしいです。

ただし、オーイがそうであるように、また、おふく餅もそうであるように
この食感は確かに好き好きがあるかも知れないなぁ、と思いました。
食感は食感。それで味の方は?と聞かれるとつらいです。
食感が違いすぎて、味自体の差までは解りませんでした。ごめんなさーい。

さて、次回は おかずの話 かな。