一頭だけ大人のイノシシ

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一頭だけ大人のイノシシ

今、子どものイノシシ達は結構たくさんいるのですが、

今朝がた、最後に残っていたお母さんイノシシが

解体されて、ビニール袋に詰められて、

一袋100バーツで売りに出されてしまいましたので

(バイクの二人乗り行商)

今残っている大人のイノシシはこの一頭だけになってしまいました。

昨日の夕方のエサやりでは、ぷりぷりのオッパイで、

ガツガツと美味しそうに食べていたんですがネェ。

あれが最後のご飯になるなんて、ぼくは知りませんでした。

実は、今朝 ぼくが起きると、もう解体が終わって

縁台にビニール袋が並んでいたんです……。

昨日あたりから みんなは話し合っていたのでしょうが、

哀しいかな、ぼくの語学力では、情報が届いてくれませんでした。

ちなみに、このあたりは、タイ語というよりラオス語に近い言語です。

さて、この生き残ったイノシシ君、名前はシントー。

(多分、「ライオン」という意味です)

この一頭だけは、うちに来た最初のころからとても「人なつっこく??」、

すぐに さわれたし、おなかを撫で始めると

飼い犬のように、すぐごろーんと横になって

撫でてくれるがままに……、気持ちよさそーに……、

するので、みんなが可愛がるのなんの!

結局、彼は子ども作り役のお父さんイノシシとなり、

おそらくは、今後も決して殺されること無く

食肉用イノシシとしては異例中の異例として

天寿を全うすることになるでしょう。

こんなに大きくなっていること自体が、もう既に異例です。

全体的には剛毛なんだけど、

耳の後ろとか、おなかとか、脇あたりは、

とてもなめらかで気持ちいいです。

人に愛される性格って「とく」なんだなぁ、やっぱり。