立夏の健さん、長江の河口付近に遊ぶ……

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5月6日、【立夏】の健さん、上海抗日戦争記念館へ。↑

◆ 中国側から見た、阿片戦争日中戦争
……侵略の尖兵、英国兵や皇軍兵士の無知蒙昧且つ不埒な面つき、義勇軍兵(老若男女)の捨て身の形相。

ぼくも日本で相当数の関連写真を見たと思っていたのだけれど、
思いがけない視点と構図の【見覚えのない】写真たちも次々と目に入ってきます。
それらが或る意図を持って選ばれた写真群であるとは言え、
(また、「或る意図を担って」日本国内では目にし難かった?モノでもあるのでしょう)
自分が「日本人であること」の意味を感じるには十分な圧力があって、

館内も写真撮影「可能」でしたが、
街のフツーの青年たちが時折驚嘆の声を上げながら解説記事を読み合っていたり
若いお母さんが幼い子どもになにやら説明している
その横でカメラを取り出す…「勇気?」がありませんでした。

それにしても、
村人を連行する日本人の顔のアップ付き写真、
(親類が見たら、どこの誰兵衛さんか特定できるでしょう)
戦闘中の義勇兵の写真、
青竜刀を振りかざして戦う「大刀部隊」や、小舟による進軍、戦闘など、
ぼくには未知の諸事実もありました)
警戒する義勇軍歩哨の写真、等々……

みな、本物だとしたら、
「侵略」者アメリカとの戦いを世界に向けて告発・宣伝するための
ベトナム戦争中の数々の写真群の先輩たちだったのでしょうね。

日本語教員物語余録


足踏み式♪♪♪♪ わたがし製造器。 ↓

わたがし製造器とおばちゃん
知ってる人は知っている、足踏み式(!)わたがし製造器 …と、その おばちゃん。
※ 中国って、どこでもほとんど「こんな顔」をされます。タイとの最大!の相違点。


そして これが長江。あの長江。…の 河口付近。 ↓

長江の防波堤と「♪ 川にお船を浮かばせてェ ……♪」
長江の防波堤と、「♪ 川にお船を浮かばせてェ、行ってるみたい ヨソのく~に~♪」

長江のほとり、伝統独楽で遊ぶ健さん
長江のほとり、伝統独楽で遊ぶ健さん

◆ 捜し求めていた この独楽をやっと発見!
「20元(健さんレートで200バーツ)」と、やや高かったが、早速購入。

◆売ってる人は難なくやって見せてくれたのだが、いや、これがむつかしい!
本当はこの独楽を頭上に投げ上げたり,受け止めたり……といろいろな技があるらしい。
本来は木で出来ているのだろうと思うが、
プラスチック製のコレは、その分、う゛おお~ん……と、唸りを上げてくれる。
(はず!)なのだが、ぼくには まだ出来ない。
たはははは……。

わからないこと、出来ないことのおもしろさ
こそが、
なにごとも、コトに取り組む醍醐味さ!と一応呪文のように言ってみる。

◆ え?長江の印象??

う~ん、
コレはいわゆる「かわ」ではない!
コレが川なら、「日本には川が無い」とも 言い添えなくては。

何しろ向こう岸が見えない。
「向こう岸」と言っても、「川の対岸」のことではなくて
地図上では、どでかい中州があるはずなのだが、
その「中州」が見えないという話。

……するってえとナンですね、
そこらじゅうに島影が見える(見えてしまう)「瀬戸内★海」なんてモノは
「(うつくしい)海です」なんて言っちゃうと、
上海人からは『コイツ 頭がおかしいィ?』なんて思われちゃうかな?
あ……。
松の大樹と「盆栽」の枝振りとを比べてるようなものか??

防波堤の彼方をタンカーだの何だの、大きな船がひっきりなしに行き交う光景は、
もしも水の色さえ「カフェオーレ」色でなかったら、まさしく「海」岸。

強すぎるほどの「浜風」に吹かれながら水辺まで降りていってみたところ、
波は打ち寄せては返すは、
だんだんと満ちては来るは……、
いったい どこまでが「川」で、どこからが「海」なのか??

とにかく「かわ」のスケールが違うようだ。

誰かが「茶色いところは全部 川」とか、わかった風なことを言っていたが
しかし
遙か遠くをよくよく見ると、
海によくある「水脈(みお)」のように、藍色っぽい部分が
一見茶色い辺り一帯にも点在していたりするので
そういうチャチな色区分も決め手にはなりそうもない。

クロスワードパズルによく出る「汽水」って単語は、
こういう河口のためにこそ(!)あるのかもね。

それにしても
そこかしこ、堤防の影で ぎゅ~っと抱きしめ合っている若いカップルの多いこと……。
何よりうらやましかった……。
(人道上、その[写真]は無し)