あばら骨4本、報国タクシーの抗議。大学人の非暴力的抗議を弾圧。記者たちの直言。

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http://www.newsclip.be/news/20061002_007003.html

http://www.newsclip.be/news/20061001_007001.html


民主主義を返してほしい……。


牧場物語余録

ぼくは必ずしもタクシン首相の支持者ではないのだが、
彼の 貧しい者に対する施策のうちのいくつかには
ある種の敬意さえ覚えてもいる。

その点、
まるで彼の「悪政」が今回のクーデターを招いたかのような
日本国内の報道にみる「タクシン首相像」は ずいぶん偏っている気がする。

いかにも警察上がりらしく、強権的な 多少好ましからざる手法も用いたとはいえ、
タクシン首相(なぜ「元」首相などと呼ばねばならぬのか?)は
公正な選挙で、多く貧しい層の国民から熱烈に支持されて「首相であった」のだ。
彼の金銭的な「不正」についても、秋に予定されていた再選挙で民意の審判を受けるはずだった。

※ しかもその選挙で間違いなく再選されそうだったからこそ、
政敵たちの意を酌んだクーデターが起こされた!

無法 卑怯 理不尽で
民主主義体制そのものに敵対する党利党略派は一体どいつらか?
至極明瞭である。


あたらしい(?)首相(?)は、いったい誰の支持を得ているというのだろうか?
(国軍兵士のうちの半数だって 今もタクシン支持者なのだろうに。)

あえて言おう。
ぼくには、
タクシン首相とその党派に実質的な被選挙権を返すこと 以外に、
タイに民主主義が「復活」する道がありうるとは思えない。

彼の党派は民主的な選挙で選ばれたのだ。
今 タクシン氏とその党派とを迫害しているタイ王国の軍政の構図は、
選挙で支持されたアウンサンスーチー氏とその党派とを弾圧し続けているミャンマー軍事独裁政権と瓜二つではないか?