2005-08-27 なんと ヒンホイ(蛍)の乱舞!当たり前すぎて誰も教えてくれなかった! ノンルアにて #アジア すみません。デジカメが手元になくて、【写真】は明日以降の挑戦となります。 さすがに雨期で、特に夕刻からは厚い雲が出ることが多い。 ひとたび日が落ちると、秋を思わせる冷気に包まれ、 就寝前のアプナム(水浴び)にも気合いが必要。 僕がぐるっと空を見上げて、「今日は星が見えないね」と言ったら、 オーイが「ヒンホイ(蛍)は よく見える。きれいね」と言う。 『え? ???蛍??…… うそー!ここにいる?』 === というわけで、やっと 見ました!!=== この長い間、現地の人には当たり前すぎて、誰もわざわざ教えてくれなかった、 ただ一人、僕だけ知らないで居た、蛍の乱舞、光の舞い。 オーイの新しい食堂の 裏手の池の畔には たくさんの蛍が……!………! 確かにパンダ観光のツアーのような「小舟で鑑賞」……というような風情はないが、 代わりに、こっちはごろんと寝っころがって「毎晩」だよ、毎晩。 特定の木に群がって、日本の蛍には無い 不思議な「同期」で 一斉に、ぴかー ぴかー と光るかと思うと まさに魂が昇天するかの如く、やにわに ふあっと (思いもかけず はっきりとした光跡を描いて)木よりも高く上がるやつが時々いる。 夏は夜。月のころは更なり。闇もなほ。蛍の多く飛びちがひたる。……!『枕草子』 蛍、高く 飛び、上がる。……♪ゆく蛍 雲の上まで去ぬべくは …… 『伊勢物語』 【何を学び損ねたのかは 生涯 判らない!】……というのが僕の持論だが、 === このところ、(退職後 タイに来てから)、 自分がコレを学び損ねてなくてよかったなぁと しみじみ思うことの なんと多いことか。 言っとくが、 それは、クイズ番組なんかで問われる如き、いわゆる「キョーヨー」などではない。 例えばイイクニツクロー……などという年号「自体」のような、 単なるテスト用の「学校知」のほとんどは、ココではなんの価値もない。 「日本語」教授の場面でも、学習者には難しすぎて ほとんど役に立たないのが哀しいけどね。 ……。このあたりも、いずれ書いてみたいと思っている。 息子にも、娘にも、言い残してきてしまったことの一つのような気がしているしね。 が、とりあえずは、今! ……ぱらっと開きたいのに、 『枕草子』 『伊勢物語』!持ってきてなーい! 残念。 今回は、『まだ読んでないから』と、 『日本霊異記』とか『宇治拾遺物語』なんか持って来ちゃってます……。 霊異記なんかにも、蛍の話は、ありそうではあるけれど、ね。 ……明日、……写真、それなりに 光跡 なりと 写るかな?