なんと ヒンホイ(蛍)の乱舞!当たり前すぎて誰も教えてくれなかった!

すみません。デジカメが手元になくて、【写真】は明日以降の挑戦となります。


さすがに雨期で、特に夕刻からは厚い雲が出ることが多い。

ひとたび日が落ちると、秋を思わせる冷気に包まれ、

就寝前のアプナム(水浴び)にも気合いが必要。

僕がぐるっと空を見上げて、「今日は星が見えないね」と言ったら、

オーイが「ヒンホイ(蛍)は よく見える。きれいね」と言う。

『え? ???蛍??…… うそー!ここにいる?』

=== というわけで、やっと 見ました!!===

この長い間、現地の人には当たり前すぎて、誰もわざわざ教えてくれなかった、

ただ一人、僕だけ知らないで居た、蛍の乱舞、光の舞い。

オーイの新しい食堂の 裏手の池の畔には たくさんの蛍が……!………!

確かにパンダ観光のツアーのような「小舟で鑑賞」……というような風情はないが、

代わりに、こっちはごろんと寝っころがって「毎晩」だよ、毎晩。


特定の木に群がって、日本の蛍には無い 不思議な「同期」で

一斉に、ぴかー ぴかー と光るかと思うと

まさに魂が昇天するかの如く、やにわに ふあっと

(思いもかけず はっきりとした光跡を描いて)木よりも高く上がるやつが時々いる。


夏は夜。月のころは更なり。闇もなほ。蛍の多く飛びちがひたる。……!『枕草子

蛍、高く 飛び、上がる。……♪ゆく蛍 雲の上まで去ぬべくは …… 『伊勢物語

【何を学び損ねたのかは 生涯 判らない!】……というのが僕の持論だが、

=== このところ、(退職後 タイに来てから)、

自分がコレを学び損ねてなくてよかったなぁと

しみじみ思うことの なんと多いことか。

言っとくが、

それは、クイズ番組なんかで問われる如き、いわゆる「キョーヨー」などではない。

例えばイイクニツクロー……などという年号「自体」のような、

単なるテスト用の「学校知」のほとんどは、ココではなんの価値もない。

「日本語」教授の場面でも、学習者には難しすぎて ほとんど役に立たないのが哀しいけどね。

……。このあたりも、いずれ書いてみたいと思っている。

息子にも、娘にも、言い残してきてしまったことの一つのような気がしているしね。

が、とりあえずは、今! ……ぱらっと開きたいのに、

枕草子』 『伊勢物語』!持ってきてなーい! 残念。

今回は、『まだ読んでないから』と、

日本霊異記』とか『宇治拾遺物語』なんか持って来ちゃってます……。

霊異記なんかにも、蛍の話は、ありそうではあるけれど、ね。

……明日、……写真、それなりに 光跡 なりと 写るかな?