精力絶倫!隆慶一郎『鬼麿斬人剣』

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◆ 徐々に……ぼちぼちと……、自分なりの「時間使い」が出来はじめた感じです。

しかし、この クラス毎の学生数の多さは いかんともし難く、
土日の両日を《「作文」添削の日》と思い定めての《時間使い》定例化 です。

土日を「仕事」に使っちゃって、いつ「休む」のか?

まぁ、読み応えのある「作文」、やり甲斐のある「添削」なら、
先ずは それ自体で「楽しめる」性癖の自分なのだから、
そういう方向での【充実】に 期待しておきましょう。

※ どこの国にせよ、
「経営」のために 学生数を水増し的に多くせざるをえない というような大学運営の放置は、
《国家的な失策》ではないでしょうかねぇ。
先生たちにとっても 思いがけない しわ寄せ、とばっちり、だらけで、
これでは「研究」する時間も持ちがたいことでしょう。


◆ 学生の状況もいろいろとわかって来始めました。

4年生(ウボン大学 日本語学科 第1期生)は、
みんなの日本語』に頼らざるをえないような、タイにおける「教科書」類の不備?や、
教室数、教授陣、その他の「まだまだ整備途上?」にある 大学側の都合もあってのことでしょう、

はっきり言って、
到達レベルの「低さ」に 大いなる問題があります。
特に、根本的な「語彙力」の乏しさ、学習時間・練習量の少なさを感じます。
母国語が漢字使用かどうかの問題とは無関係な分野の話だと思います。

……
とは言え、
4年生は 概して真面目に取り組んでくれるので、希望は持てそうです。

これで、せめて「半数」以上は この冬「★2扱」に合格して、
後輩に その威光を示しつつ 卒業して欲しいと思います。

◆ 2年生は……、
コノママでは、 まともに勉強しないまま
「4年間、日本語学科に【居ました】」という卒業生になりそうなのが「半数」……以上?か?……。

【このままでは】というのは、

「日本語力向上」への 【熱意】の欠落、とでもいうかなぁ……

(「願望」と「熱意」とは まっったく違いますよね。願望なら麻生君にだってあるでしょう)

4年生の様子と比べても違いますし、
自分の学力向上にハングリーで どん欲に学ぶ者の多かった中国とは とにかく エライ違いです。

(勿論、ちゃんとした学生も居るんだけれども、)
授業時間に 十分、二十分、 だらだらと遅れて来るモノが 続々いる。
(他に打ち込めるモノがあるなら、それに打ち込めよ!きっぱり休めよ! ただ「だらだら」すンな、このやろ~!←健の内心)


120分授業なので 間に「10分」休みを入れると20分 30分 帰ってこない。
ついに帰ってこない者も 必ずいる。まぁ、そんな学生、居ないなら居ないで 清清するけどね。

隣の友だちと二人でイヤホーンの左右を分け合って 授業中にも なにやら聴いている……。
(ばかか!)
まぁ、「語彙コントロールが下手くそ」で分かりにくい 僕の話なんか、そう「無理に」聞かなくても いいけどね。
でも、
わからなければ、「先生、わかりませ~ん!○○って なんですか?」と
先ずは「尋ね」続けてみるべきじゃないの?


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◆ (ベッド・ナイト・ストーリーズ)

寝る前にちょっとずつ本を読む習慣も復活の兆しを見せ、
久しぶりに 時代小説を一冊 読み終えました。(やっと2冊目、えへへ)

隆 慶一郎『鬼麿斬人剣』です。



あり得ないほど 超人的に強いヒーローが
ロールプレイングゲームの「無敵の剣」のように超絶した切れ味の剣、無敵の剣法で
次々と目的を遂げてゆくストーリー。
(ストーリーは[写真]をクリック、ウラ表紙を拡大して読んでください。)

まぁ、【安心】して読み進めることができる という意味で、
僕の 今の時期に ふさわしい本だったのかも知れません。


◆ 《お勧め度》としては……、優・良・可でいえば「良」レベル。

史実を重んじる「歴史」小説派には (少なからず) つまらないかも知れないけれど、
ドラえもん』的な空想に抵抗のない方なら素直に気軽に読めると思います。
但し、
隆慶一郎さんの他の本にはあるらしい「武士道」だの「武家社会の中の人間的な葛藤」などといった読後の重さは
ほとんど無いからね。

大人のためのドラえもんです、ドラえもん
「人生、そうまで うまく廻るかい?」って言いたくなること 請け合い。

※ ウボンでの記念すべき読了1冊目は、滝口康彦『上意討ち心得』です。
この中の「拝領妻始末」とか「綾尾内記覚書」は 独特の読後感で、
時代小説好きには お勧め本!かもしれません。

それにしても、『鬼麿斬人剣』、

主人公(と彼の師匠)の もてっぷり 絶倫度は どうだろネ……。あはは~。