てけ・てけ・てけ・てけ・てけ・てけ……54

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◆ 小学校も、中学校も、高校も、ぼくの誕生日自体は
いつも「夏休み まっただ中!」だったので
学校の友達から まともに「祝ってもらった」記憶はあまり無い。

ただし、小学校のころは
ぼくの仲のいい友達(これがなんと男女ともにで…)を何人も呼んで、
「女の水着姿を思いがけなく目にすることすら沽券に拘わる。男子厨房に入るべからず!」
…といった風だった、今は亡き親父が、
毎年、家族共々「海水浴」に連れ行ってくれていた。

この「恒例行事」は、
(実は……)
比較的早熟?な女性軍の「異性意識」によって「崩壊」していったのだが
彼女らにとっても、
(当時としてはまだまだ貴重だった写真共々)
多分、
なかなかいい思い出には、なっている、のではあるまいか?と思う。

(今は亡き親父に感謝と称揚の拍手……)


◆ さて、「祝ってもらった記憶」の件だが、
ましてや、職場の「同僚一同から」…となると、
人付き合いの有様が「不自然?」な自分には、ますます記憶にない。

……となると、
今回の【コレ】は、ひょっとすると
我が人生で【最初(にして最後?)の】
「職場での誕生祝い」……なのかも知れない。
と思うと、
なんだか……感無量……である。
コレだけでも、
タイを離れて上海に来た甲斐があったと言い得る
……カモシレナイくらいだ。

同僚のみんなに、
ものごころついて以来、約1万9千日振りの、溜めに溜めきった感謝の「ありがとう!」

◆ ただ、
残念ながらビール54本も付いてこなかったし(あはは)
今回のドデカいケーキには年齢表示用のロウソクも付いていなかった(さすがは中国?)
ので
今回は、自分の手で数字を表示して写真に収まってみた。

一見すると、ただ単に両手を広げているように見えるだろうが、
一応、「5」と「4」で、満年齢の54歳を意図しているので、
見落とさないでもらいたい。(あはは)

これは、見る人が見たら(日本式の指文字でいうと)「テ」と「ケ」の音を示している。

……だとすると、
同僚諸氏との「合作」指文字で、
「てけ・てけ・てけ・てけ・てけ・てけ」……という「響き」が画面上で踊っているわけだ。

これはまさに
なんだか、あの、時代も方言も懐かしい
芦原すなおの『青春デンデケデケデケ』を彷彿とさせる画面に仕上がっているわけで

あの時分のエレキギターの「てけ・てけ・てけ・てけ・てけ・てけ」……は
たいてい一気に【下がる】音階のイメージなので
チョット
これからの人生行路に暗雲の近づくのを予見してしまいそうだ……。

◆ 人生行路の先行きはともかく、
……期せずして「6人」がコレ(9本指)をやっているので

「指」の【本数】自体が、「9本×6人分」……で、
どういう巡り合わせなのだか、「54本」となっている。
ぼくはどうあっても、
予定調和的に54歳でここ上海に存在している、らしい。

◆ 何はともあれ、ここまで生きてこられて実にめでたい!!

相変わらず かなり「細身」ではあるが、
やや不規則な生活リズムにも拘わらず、もう少し長生きできそうな体調ではある。

◆ おっと、そうそう。
バックの壁に貼ってある「キキョウの絵手紙」は
つい先日、誕生祝いとして愛媛の母親が描いて贈ってくれたものである。


母ちゃん、いっつもありがとう。
そもそも54年前に、産んで育ててくれて、本当にありがとう!

しかも、こういう、人騒がせな【チョット変わった素質?】の人間に産んでくれて、
(周りの者はハラハラじゃろけど)、
自分としてはかなり気に入っとるけんね。ありがとう!


母ちゃんも元気でなにより。
今日現在も、こういう字や絵が描ける母ちゃんで居ってくれることが何よりうれしいわいね。
暑い毎日じゃけど、できるだけ楽しく過ごしてちょうだいね。

来年は母ちゃんのねずみ年じゃあ……。

中国では今年はブタ年だったので、
旧正月には 中国の「津々浦々(中国だと山々か?)」の街中に
かわいいブタちゃんがあふれるほど飾られとったんぞい。

「ねずみ年」にはどういう飾りが売られるんじゃろぞ?
可愛いのがあったら、買うて今治に送るけん、(持って行くけん?)
楽しみにしといてね。

ほんなら また……。